時計があったって、なくたって、
この一日には変わりがないじゃないか。
小川未明『時計のない村』より
日本のまん中、
袋井市 春岡の山の向こうに
緑のまちが誕生します。
「里山のある町角in宇刈」は、より良い住生活の実現を図るため、
地産地消の素材を用い、設計にこだわる遠州地方8社の工務店により設立された
遠州田園住宅協同組合により取り組まれています。
敷地計画:田瀬理夫・竹林知樹
里山のある町角 in 宇刈は
・コモンの西側に野球場のベンチのような小屋を作ります。
・竹林の前と栗並木の散歩道に木のベンチを設置します。
・階段の上がり下がりの蹴込部分に緑を植えます。
【場所】 袋井西コミュニティセンター ホール
【参加費】1,000円 / 人・税込
バスで造成工事中の現場を見学いただき、場所を袋井西コミュニティセンターに移して、この計画の全部をご紹介します。また、全国で生まれている好例や、裏面の「小さなまち」づくりについても、映像などを用いてご紹介します。
「里山のある町角 in 宇刈」
と同時並行して
「若い家族にも手が届く
〈まちと住まい〉はないの?」
にお応えします。
「里山のある町角 in 宇刈」
と同時並行して
「若い家族にも手が届く
〈まちと住まい〉はないの?」
にお応えします。
「里山のある町角in宇刈」を進めながら、子育て世代のため家族のため「小さなまちづくり」を進めています。野菜を作るための畑があり、薪ストーブを囲んで「火のある生活」を楽しめ、子どもも大人もイキイキと暮らせる場づくりです。
現在、郊外はどこも高齢化と農離れが進み、「耕作放棄地」が増え、人口減が伝えられています。農村が持つ景観を生かしながら3〜5戸を単位にした小さなコミュニティ(集落)です。
入口に駐車スペースを設け、集落の中の道は「歩車分離」を図ります。昔のように道は「遊び場」になります。
週末農業は続かないと言われますが、敷地内に畑があると、朝早く起きて野菜を収穫しサラダを食べられ、雨が降っていてもシャワーを浴びれば仕事に出られます。地元の人から「農作業を指導するよ」という声をお聞きしています。鶏や烏骨鶏を飼って、新鮮な卵ご飯もいただけます。糞は飼料になります。
この「小さなまちづくり」は、街なかに住み続けたい人を否定するわけでなく、選択の巾を広げるための一案です。首都圏のマンションの平均価格は8,000万円を超えています。里山のある町角in宇刈」は高額ですが比較すると格安です。
「小さなまち」で試算したら、土地と建物を併せて3,600万円〜で入手していただけそうです。コロナ禍を経て、これからどんな 〈まち〉 と 〈住まい〉 を選んだらいいのか、選択肢の一つとしてご検討いただければ幸いです。