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2025 年 7 月 7 日(月)

催し・イベントレポート

6/15(日)里山のある町角in宇刈計画発表会レポート

宇刈計画発表会

里山のある町角in宇刈計画発表会レポート

去る6月15日(日)、静岡県袋井市で「里山のある町角in宇刈」計画発表会が開催されました。

総勢60名ほどが集い、これまで日本で実現できていない、広いコモンや里山のある豊かな郊外型まちづくりについて思いを巡らせることができました。
参加者は袋井駅とセミナー会場である袋 井西コミュニティセンターに集合。まずはチャーターしたバスで袋井駅と袋井西コミュニティセンターに集まってくださった皆さんをピックアップして現地見学に向かいました。

現地までは20分ほど掛かることから、バスの中では神戸里山住宅博で住宅を購入されたお客様を紹介するテレビ番組の録画をご覧いただきました。傍らにある里山を生かした若いご家族の伸び伸びとした暮らしぶりが伝わるものでした。現地へはバスで近寄れるところまで近寄り、あとは少し歩いて現地に到着です。

里山プロジェクトin宇刈の土地見学

現地では、敷地全体、里山、コモンスペース、占有面積について説明があり、バスの中で配られた完成予想図を手に、参加者はそれぞれ里山のある町やそこでの暮らしのイメージを膨らませつつ、思い思いに見学されていました。現地には静岡新聞の記者も取材に訪れ、お客様のお気持ちや出展工務店さんの思いなどに耳を傾けていました。また、現地には地元宇刈地区の地主さんも訪れ、「説明を聞き、漠然としていた土地活用のイメージが具体的な形になった。こういう開発なら喜んで土地を提供したい」などとお客様以上に熱心に見学されている様子が伺えました。

里山のある町角in宇刈の敷地見学

現地を後にし、バスはセミナー会場である袋井西コミュニティセンターへ戻ります。
会場後方には里山のある町角in宇刈の敷地模型や、住宅の模型などが展示され、実際に目にした現地を思い出しながら中腰になるなどして、いろんな角度から模型を眺めている姿が印象的でした。

模型と来場者の方たち

セミナーでは、出展工務店の一社が司会を務め、宇刈のプロジェクトの関係者やこうしたまちづくりを各地で実践されている建築家、宇刈のランドスケープの担当者、出展工務店などから報告がなされ、宇刈のプロジェクトのあらましや概要、暮らしのイメージのほか、宇刈プロジェクトから派生していく「小さなまちづくり」の展望についても触れられました。

里山のある町角 宇刈計画発表会

参加者からは下記のようなコメントが届きました。

<参加者の声>

  • 環境をシェアして暮らす点が素晴らしいと思う。
  • 関係者の思いが伝わり、地域工務店共同の体制も良いと思う。
  • ランドスケープをデザインされる方の思いや思想を聞けて面白かった。ただ、一方で実際にそこで暮らしたいと思う方とのニーズとのギャップが気になった。
  • 筍掘りなどの暮らしのイメージは身近な目線で良かった。
  • このプロジェクトに関わる方の想い・考えに触れることができ、益々楽しみになった。
  • 旬のものが自由に収穫できたら楽しいと思う。
  • 核家族化した日本から子どもを中心に地域の大人たちがみんなで守り、育てる環境を復活する拠点として魅力ある取り組みと感じた。
  • 近代的な暮らしと、昔ながらの暮らしの良いとこどり。
  • 里山を共有するのは魅力的。
  • コンセプト的に共に暮らす人とのコミュニティに良くも悪くも大きく依存するので、そこ次第かなと思う。
  • 暮らしてみたいというわけではないが、シンプルに良い場所だなと。良いコミュニティになりそうだなと思った。
  • 今回提案のあった区画に住む想像をしてみたが、ご近所とのリスクの擦り合わせ、ルールの制定に完全に納得できるのか?という不安がある。ただ、自然に密につながる生活は良いと思う。
  • 「小さなまちづくり」での暮らし方も気になった。

セミナー終了後は、お客様、工務店、設計者、プロジェクト関係者のそれぞれが歓談し、発表の内容や今後の展望について、時間が許す限り意見を交換している姿が印象的でした。里山のある町角in宇刈のプロジェクトは、実際に造成がはじまるこれからが本番です。本サイトでは逐次計画の進捗についてはもちろん、暮らしのイメージなどを発信していく予定です。引き続き、「里山のある町角in宇刈」にご注目ください。

工務店、設計者、プロジェクト関係者

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